α5000でミラーレス入門
人生初のミラーレス一眼 α5000 を買ってみた。
α5000 | Eマウント | デジタル一眼カメラ α(アルファ) | ソニー
店頭で見てなんとなく、5万円程度なのであんまり悩まなかった。用途としては普段の持ち歩き用カメラ。APS-Cミラーレス一眼としては2014/05現在において世界最軽量(約210g)らしいので取り回しが楽なのは助かる。僕の場合はカメラを女性に貸したりすることも多いので軽い方が良いだろう。
スペックレビューだけの記事ならネット上にたくさんあるので、ここでは何枚か試し撮りした写真を載せておこう。この日はみどりの日ということで入園料無料の六義園を散歩しながら。
優雅。つつじの華やかな色が良いアクセントになっている。
亀がたくさんいた。
渡月橋。しばらく見てたけど橋から落ちた人はいなかった。ちなみに京都嵐山の方の渡月橋はこことは関係ないらしい。
和歌のうら 芦辺の田鶴の鳴声に 夜わたる月の 影ぞさびしき
妹山・背山の田鶴橋。
藤代峠からの景色。ゴールデンウィークなので観光客がたくさん。
滝見茶屋の傍にある渓流。水音が心地よい。
ここのつつじは見頃は過ぎているみたいだったけど、秋とはまた違った春の色は力強くて綺麗だった。
キットレンズ
ここで載せた写真は全てキットレンズの E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS で撮ったもの。開放で使うには非常に厳しいレンズらしいのでF5.6以上に絞って使ってみたところ、それでもあまりシャープにはならなかった。このレンズ自体は酷評が多いみたいだけど、実際に撮った写真がそこまで酷く見えないのはBIONZ Xの性能のおかげなんだろうな。それにこれほどコンパクトなレンズに高い光学性能を求めるのは酷かなと思う。α5000に付けたときの外観的なバランスは良く調和が取れている。
バッテリー
約一時間電源ONのまま持ち歩きながら、JPEGファインで85枚撮ってだいたい20%くらい減っていた。バッテリー1個で400枚も撮れれば十分だ。
ワイヤレス機能
パソコンへのワイヤレスデータ転送も試してみた。Wi-Fiの上り8Mbpsで85枚の転送にだいたい4分30秒くらい。速いのか遅いのかわからないけど待てない時間ではないかな。NFC搭載なのでスマートフォンへの転送もワンタッチで出来る。
アプリ
以下のようなアプリがPlayMemories Camera Appsから利用できる。PSNのアカウントがあればOK。
無料で使えて便利なアプリはフォトレタッチとダイレクトアップロード(+ Flickrアドオン)のアプリ。フォトレタッチアプリではトリミングや水平補正、彩度・コントラスト調整などの簡単なレタッチが可能。 ポケットWi-Fiを携帯していれば、撮ってレタッチしてすぐにFlickrやFacebookにアップロードするといったスタイルが楽しめる。とは言うものの、アプリのレスポンスは軽快とは言い難いので、素直にNFCでスマホに転送して後はスマホ側でアップロード等の操作をした方がスムーズだ。
まだまだアプリ数は少ないので拡充されていくのを願うばかり。
また、アプリではなく組み込み機能として「ピクチャーエフェクト」という機能があり、簡単なフィルタ加工を施すこともできる。パートカラーで赤や青の部分だけフィルタしてみた。
まとめ
正直使い勝手の悪いFoveon機も使う僕のようなアマチュアにとって、SONYの最新機は泣けるくらい便利だということがわかった。デジカメにもアプリを入れて機能拡張する時代になったのだなとしみじみ感じている。インターネットとの接続はもはや当たり前で、カメラというより情報端末としての機能も充実してきた。数年前から言われていることだけど、スマートフォンとの境がどんどん曖昧になっていくんだろうな。
機能/性能面で見ると上位機でも3万円程度しか違わないα6000を買った方が良いと思うけど、やはり軽いのは正義だ。α5000はα6000より小さいし、重さも70gほど軽い。食べ歩きしながら片手でさっと構えて撮り、すぐにNFCでスマホに転送してSNSにコメントを添えて投稿するといったカジュアルな使い方にも向いていると思う。軽量なので女性にもオススメだけど、α5000のカラーバリエーションが女性ウケするかはどうかは微妙。今なら型落ちのNEXが安く投げ売りしてるので予算が限られている人はそれを狙うのもアリかも。
僕としては初めてのミラーレス一眼にα5000を選んで良かったと思う。これからもよろしく。