宇都宮の巨大地下ダンジョン 大谷石地下採掘場跡
一度行ってみたかった大谷資料館へ。
宇都宮は人生2回目かな。池袋からだと快速で1時間半ちょっと。大宮から新幹線乗った方が良かったかも。
かの有名な餃子像、もちろんこれも大谷石で作られているそうな。
宇都宮駅西口バスターミナル6番乗り場から約30分、資料館前で下車。450円。PASUMO使えないとか聞いてない。
バスを降りるとすぐに、史跡名勝天然記念物 御止山が見える。岩体に松樹が点綴するその姿から「陸の松島」とも呼ばれているらしい。
大谷資料館に到着。
大谷資料館の地下採掘場跡は、1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)までの約70年をかけて、 大谷石を掘り出して出来た巨大な地下空間です。その広さは、2万平方メートル(140m×150m)にもおよび、野球場が一つ入ってしまう大きさです。 なお、坑内の年平均気温は8℃前後で、地下の大きな冷蔵庫といった感じです。 戦争中は地下の秘密工場として、戦後は政府米の貯蔵庫として利用され、現在では、コンサートや美術展、演劇場、 地下の教会として、また写真や映画のスタジオとしても注目を集めています。
坑内は寒いので上着を羽織っていざ。
この広大さは写真だとわかりにくいかもしれない。ダンジョンさながらの巨大空間。
ライトアップはなかなかに計算されていて、六本木のクリスマスシーズンのギラギラしたライトアップと比べて下品さはそれほど感じない。寒さや雰囲気と相まって神秘さが増しているように思う。
所々、日が差し込んでいる場所があった。採掘機材等を搬入するのに使った穴だろうか。
11度はさすがに半袖だとツラいよ。上着持ってきてよかった。
この無数の縦線は丸鋸の跡。昔はツルハシで手掘りしていたとのこと。
夏だと内外の気温差が大きいためあちこちに靄が。より一層幻想的な雰囲気に。
1952年以降には採掘が機械化。
この壁面の白い結晶は「石の華」と呼ばれていて、大谷石に含まれる塩分が噴き出たものらしい。舐めてみたかった。
資料館では様々な展示があった。坑内から地上に出ると結露でレンズが曇るので注意。うっかりしてた。
チェン・ソー式垣根採掘機。
坑内掘りの場合、はじめに横坑を掘る機械(これを垣根を入れると言います) 主として坑内を拡げる(丁場を作る)時に使用されます。
大谷石は軽く、柔らかくて加工がしやすい、さらに耐火性にも優れるため大昔から外壁や土蔵などの建材に用いられてきた。餃子像のような曲線の多い造形も大谷石なら綺麗に切れる。
大体1時間ちょっと滞在してから宇都宮駅にバスで戻る。時刻は16時くらいだったけどお腹が空いたので餃子を食べに。宇都宮と言えばやはり餃子。ザーサイとネギチャーシューと焼き餃子とビール。ライスなどいらぬ。
ほろ酔いだったので帰りは素直に新幹線で。家には18時過ぎ頃到着。
大谷資料館、期待以上に楽しかった。幻想的な雰囲気に包まれながら、大谷の歴史を学びに訪れてみては。
(ILCE-7M2 + SEL55F18Z)