次の100年へ、受け継がれる精神 ニコンミュージアムに行ってきた
10月17日にオープンしたニコンミュージアムに行ってきた。場所は品川のニコン本社。オープン初日だから混んでるかなと思ったけど、雨模様のせいか比較的すいていたのでゆっくり鑑賞することができた。
ニコンは、1917年に設立され、光利用技術と精密技術を基礎として、世界中に独自の価値を提供してきました。その歩みをみなさまにお伝えする場、それがニコンミュージアムです。設立以来受け継がれるニコンの思いと、その進化を感じていただければ幸いです。
まず目に飛び込んできたのは、合成石英ガラスインゴット。
ニコンが製造する世界最大級のガラスインゴット。このインゴットから切り出されたガラスが、半導体製造分野や医療分野、天文分やなどの工学部品となる。
真横から覗く。極めて高い透明度。吸い込まれそうだ。
約450点、時代や世代を超えて愛されるニコン製品がずらっと並ぶ。
COOLPIXがたくさん。コンデジもこんなにたくさん作ってたんだな。
AI Zoom-Nikkor 1200-1700mm f/5.6-8P IF-ED
Nikkor 5cm f/3.5、精機光学研究所(現キヤノン)から依頼を受けて開発したレンズとのこと。美しいですねぇ。
光学はニコンの原点
ニコンにおける光学ガラスの製造の歴史は、会社設立の翌年、1918(大正7)年にはじまる。光学機器の国産化にとって光学ガラスの自製化は欠かせないものであった。以降、現在にいたるまで、ニコンは「原点としての光学ガラス」の製造技術を追求してきている。現在でも光学ガラスを製造できる企業は世界で数社しかない。光学ガラスという素材からの一貫生産は、総合精密・光学メーカー「ニコン」の原点であり、同時に大きな特徴となっている。
精密の追求
大型探照灯用反射鏡、サーチライト。現在は太陽炉の集光用に利用されているとのこと。
ニコン初の顕微鏡であるJOICO(Japan Optical Industry Co.)顕微鏡
縮小投影型露光装置用のレンズ、重厚感がある。ASMLに追いつけ追い越せ。
映像での展示も多く、個人的には Made by Nikon という作品が心に残った。世界各国のニコン社員がいきいきと働いている姿を知ることができる。
ミュージアムはそんなに広くはないけど、読み物や映像作品が多いためじっくり鑑賞しているとかなり時間がかかった。いろんなグッズも売っているので帰り際にいくつか買ってみた。
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED タンブラー。これって実際のレンズと同じサイズなんですかね。底にMade in Chinaって書いてある。
ニコントランプ。開けたてのプラスチックトランプの匂いは独特ですね。サイズはあまり大きくなく持ちやすい。鑑賞用なので実際のゲームで使いたくはないけど。
ヒストリークリアファイル
ニコン一口羊羹、この中だと胡麻が好き。栗って入ってなかったっけ。
ニコン100年の歴史を堪能することができた。次の100年も素晴らしい製品を作り続けて欲しいと想う。
