CP+ 2016に行ってきた (SONY, SIGMA成分多め)
今年も待ちに待ったCP+へ。副都心線が東横線に乗り入れるようになってから、みなとみらいに行くのがとても楽になったなぁ。
金土の2日間でだいたい8時間くらい滞在、過去最長かな。ほとんど立ちっぱなしだったのでなかなか良い運動にもなった。1日目は講演をたっぷり聴いて、2日目はずっと各ブース巡り。SDカードの準備もばっちり。
会場入り口すぐはSONYとOLYMPUSブース。SONYブースでの写真は最後に載せる。OLYMPUSはやはりPEN-Fが注目を集めていた。OLYMPUS機はぜんぜん詳しくないけど、確かにロマンを感じるフォルムだ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO、35mm判換算600mm相当なのに、この程度の大きさでまとめている。
ブース内は女性率がちょっと高く、青い服を着た綺麗な女性の案内員もたくさんいた。OLYMPUSカメラのユーザー層は老若男女幅広そうだ。
今年はスタンプラリーもしてみた。10社廻ってマイクロフォーサーズのペーパークリップを入手。
なかなかカッコイイじゃないか。けど2016の数字はいらないぞ。
その先にはZEISS/Cosina/Voigtländerブースが並ぶ。
妥協のないパフォーマンスを発揮する Otus 1.4/28 、95mm径もある大迫力、60万!?
Loxia 2.8/21 、モダンでありクラシカルでもある雰囲気を併せ持つ。
Milvus 1.4/50 、フォルムはOtusに似てる。価格は14万程度でコストパフォーマンスは高い。
ExoLens with optics by ZEISS 、iPhoneに付けるとこんな風になる。想像していたよりも大きいな。Androidユーザーなのが悔しい。
発表時にはEマウントユーザーの間で話題となったフォクトレンダーの超広角レンズ。
HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical 、コンパクトにまとまっている。
ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III + α7II 、いいバランスだ。
用品ブースも忘れてはならない。Velbonの一脚/三脚にはたまにお世話になっている。
なんとミニ三脚 Teeny Pod をノベルティとしていただいた。剛性もそこそこあるし実用できる。
marumiのEXUS αというフィルタ。これは知らなかった。SONYのαシリーズに付けるしかないな。
従来品との比較実験で壊れ捨てられた多くのフィルタ達。南無。
ネスカフェアンバサダー
今年もやる気ない感じのフードコート、嫌いじゃない。
今年もあった日本カメラ博物館
カメラ・オブスクラ
他にはフォクトレンダーのダゲレオタイプなどの展示もあった。
"フルサイズの、K。"ことPENTAX K-1も触ってみたかったけど、いつ覗いても待ち時間が4,50分表示だったので断念。PRIME IVにはディープラーニングを活用したシーン解析システムが積まれているらしい。色分布と形状検知処理で利用されているらしいけど、被写体と背景をセグメンテーションして部分的に自動補正をかけるとかしているのかな。ファームウェアアップデートでDNNのモデル配布する時代がやってくるのか。
NikonとCanonブース周辺はものすごい人で通路もほとんど塞がっていた。この二社のブースを離せよって言ってる人がたくさんいたけどそれだと盛り上がらない、近距離で殴り合った方が熱気が出て楽しくなる。けっこう時間掛けて見てたけど、NikonとCanon関連はWeb上で大量に詳細レポートが上がるだろうから割愛。NikonのDLシリーズはどう市場に受け入れられるのかは気になっている。コンデジだったらSONY以外のカメラに浮気しても良いだろうみたいな想いは持っている。
ここでは一枚だけ、D5パッカーン。
TAMRONのSPシリーズ。
TAMRONのレンズは個人的にデザインがあまり好きではなかったんだけど、このSPシリーズは別。ルミナスゴールドのリングはデザイン的にクドい感じはしないし、鏡筒もデコボコしていないモダンなデザインだ。SP 85mm F/1.8 Di VC USD は売れそう。TAMRONブースでは魚住誠一x池田ショコラ° トークショーも聴いてきた。池田ショコラちゃんはさすがにオーラがあって可愛かったな。ショーの締めは恒例の撮影タイム。ありがとうございました。
そろそろ、目当てのSIGMAブースへ。
話題の sd Quattro 、正面から見るとデザインは普通じゃないか、ぜんぜん変じゃないぞと安心したところ、
横からこのフランジバックを見て我に返る。そうだ、SAマウントだこれぇ。SAレンズ全て売ってしまったよ。。
操作感はSD1Mと比べれば断然良くなっていた。背面モニタも見やすい。ミラーレスカメラであり、高速化のために画像処理エンジンを2つ積んでいるということでバッテリーの持ちは気になる。像面位相差AF搭載も動きモノを撮るユーザーにとってはうれしいと思う。Merrill機でネコ撮るのは大変だった。sd Quattro/sd Quattro Hについては現時点では未定の情報も多いようで、山木社長の講演でも得られる情報は少なかった。SONY α7シリーズと比べるとミラーレスカメラとしての改善の余地はたくさん見つかると思うけど、α7ユーザーは寛大な目で見るといいと思う。
50-100mm F1.8 DC HSM | Art 、大きくて重いけどF1.8通しズームは貴重だ。
次は、30mm F1.4 DC DN | Contemporary 。F1.4の明るさでこのコンパクトさは嬉しい。19mm F2.8 DNは振るとカタカタと面白い音がしていたけど、30mm F1.4 DC DNはカタカタ音は鳴らない。メカ部の作りも工夫していることがわかる。フォーカスリングも従来のDNシリーズと比べてぬるぬる回るし引っかかりもなかった。α6300との相性はどうだろう。
最後は MOUNT CONVERTER MC-11 。
展示品ではNEX-5Tに50mm F1.4 Artが付けられていた。この組み合わせする奴おらんやろ。
SIGMAの高品質なSAレンズがα7シリーズで使えるなんて素晴らしいね。三井公一氏の講演ではMC-11を付けるボディはα7IIがオススメと言っていた。いやしかし、SIGMAブースなのにSONY α7シリーズの話ばっかり出てくるのは正直笑った。
対応するSAレンズは現在発売予定のものも含めると19本あるけど、DMF対応していないレンズもあるのでDMFメインで撮影する人は注意。
SIGMAブースは今年も楽しかった。お姉さんも懇切丁寧にいろいろ案内してくれてどうもありがとう。
1年ちょっと前からSONY αユーザーなので、一番のお目当てはやはりG MASTERシリーズ。
その前にα6300にも注目。
SEL1670Zとの組み合わせは調和が取れている。これくらいのサイズが一番取り回ししやすいのかも。僕のα5000と交換してください。
ジオラマの電車をひたすら連写してた。α6300のAF追従性能を考慮するともっと電車の速度上げても良かったと思う。
G MASTERの1本目、FE 24-70mm F2.8 GM の試写は痛恨のSDカード入れ忘れ。そもそもジオラマ撮りはあんまり興味なかった。いや、レンズ性能を確認するのに興味とか関係ないけども。
XAレンズの反り具合が実に良い、これ。
G MASTERの2本目は FE 70-200mm F2.8 GM OSS。ホワイトにオレンジの差し色が映えている。テレコンバーターレンズ(SEL14TC/SEL20TC)も対応するそうなので使い勝手が良さそうだ。
ただ、こちらはデータの持ち帰りができない(?ようだった。70-200 F2.8は憧れではあるけど、たぶんこれは高くて買えないかも。本命は次。
G MASTERの3本目、FE 85mm F1.4 GM に付いているボディはα7RII、最強の組み合わせである。
4群までの怒濤の勢いが心にぐっとくる。
さぁ、撮ってみよう。 (以下4枚、ILCE-7RM2 + SEL85F14GMで撮影)
全てF1.4の開放で。前評判通りのとろけるようなボケ、解像感と美しいボケを見事に両立させている。
個人的には85mmだともう少し距離が欲しかった。近い。展示品で撮ってる客には近寄るように指導されてたのかな。狭いスペースの中で背筋を反らしてがんばって引いてみると、
この植物背景は鬼畜だなぁとちょっと心配してたんだけど、ボケの汚さもなくて安心した。820gあるので筋トレもできる。これは春ボーナス刈り取られるだろう。
今年のCP+は大さん橋ホールでも展示イベントを開催していた。写真撮影はNGだったけど、会場も広くてゆったり展示を見て回ることができた。行きはシャトルバスで帰りは歩き。海風が心地よい。
2016年のCP+もとても充実していた。来年もまた。
(ILCE-7M2 + SEL55F18Z, ILCE-7RM2 + SEL85F14GM)