ハンナ・アーレントを見てきた
先週の日曜日に渋谷にハンナ・アーレントを見に行った。
内容は、哲学者 ハンナ・アーレントがナチス戦犯であるアイヒマンの裁判を傍聴した後に書いたレポートにまつわるお話。関連する著作は『イエルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告』。
冒頭での時代背景的な説明などはなく、いきなり本題に入るので展開が早く着いていけない所もあった。ホロコースト関連の自分の拙い知識で要所要所補間しながら見ていたので、映画を見終わった後はけっこう疲れていた。
ハイデッガーのこともほとんど知らなかったので、ハンナの回想シーンも楽しみきれずに悔しい想いをした。ちょっとこれはナチズム前後の事をしっかり勉強してからもう一度見ようと思う。
ちなみに、アイヒマンを題材にした心理学の実験に ミルグラム実験 というものがある。これは権威者の指示に従う人間の心理状況を調べるものだが、なんてえげつない実験なんだろう。。もし豆腐メンタルの僕が被験者だったら発狂すると思う。
なんにせよ、この映画をきっかけに歴史の勉強をもっとしたいと思うようになれたのは良かった。また見よう。